まずはRPAの概要についてざっくりと紹介します。
RPA(Robotic Process Automation)は、人がコンピュータで行う反復的な業務をソフトウェアロボットが代行する自動化ソリューションです。
RPAを取り入れることで、業務処理速度は人とは比較にならないほど速く、人的エラーが発生することも少なく、業務効率の最大化を実現することができます。
ベクストは日々の業務改善として自動化に取り組んでいます!
データから必要な情報を抽出し、またそれらをまとめ、展開する作業は、分野部門を問わず発生するかと思います。
筆者が所属している開発部内の業務にもこのような定形作業がありました。毎回決まった手順で行う業務でも、作業量によっては抜け漏れの発生や、コピー&ペーストによる重複レコードの発生などの人的ミスを完全に排除できません。注意しているつもりでも、「しまった!」という瞬間は人間であれば起こるものです。
このようなケアレスミスを防止するために2つの自動化ツールを作成しました。
① UIから行う製品テストの自動化
HTMLコードからインターネット画面上で行う操作を制御するSeleniumにより自動化しました。これにより、開発部の取り組みであるリリースサイクルの圧縮に寄与することができました。
② リリースノート作成のフォーマット変換・自動メール送信による自動化
文書整形、メール展開作業をコード上で行えるMicrosoftやGoogle等のAPIを活用し、業務の自動化をPythonプログラムから実行できるようにしました。このプログラムにより、「ヒューマンエラー防止」・「工数削減」を実現することができました!
ベクストの製品の中では「バッチ処理オプション」を通してRPAの実現が可能です。
VextMinerで定期的に行う分析の流れが一通り整理されている一方で、毎週、毎月、毎年得られるデータを分析・集計し、展開するルーティンを減らしたい!というご要望はありませんか?ベクスト製品の中ではVextMinerの「バッチ処理オプション」を活用して、こうした業務に対するテキストマイニングのRPAを実現できます。
バッチ処理オプションは、これまで手動で実施してきた定常化されているテキストマイニングによる分析処理の手順を全てバッチ(自動処理)化するオプションです。GUI上でバッチフローを簡単に組むことができ、分岐する複雑な処理手順でも、直感的な操作で簡単に実現できます。また、VextPortalやS3連携オプションを合わせて利用することで、分析した結果まで分析結果配信ポータルやAmazon S3に連携することも可能です。
分析業務にもRPAを取り入れることで、日々の業務改善を目指しましょう。
今回はRPAの概要と、ベクストでの取り組みについてご紹介いたしました。
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関連製品:VextMiner、VextPortal