- ニュースリリース
製薬企業向け、厚労省「販売情報提供活動に関するガイドライン」に対応する、日報テキストやメールの自動判定ソリューションを提供開始
~導入実績700社を誇る自然言語処理エンジンを活用し、日報テキストデータの判定業務を大幅に効率化~
ベクスト株式会社(代表取締役社長:石井哲、本社:東京都品川区)は製薬企業向けに、厚労省「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン(GL)」に対応した、日報テキストの自動判定ソリューション「VextChecker メディカルセールスエディション」の提供を開始いたします。
厚生労働省の「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン(GL)」は2019年4月に適用が開始され、製薬企業各社では、営業活動の記録・管理と共に、その記述内容の中にガイドラインに抵触する内容がないかを確認する「判定業務」が発生しており、その対応に追われている状況です。特に、日々蓄積される営業日報やメールのテキストデータを目検でチェックする判定作業には膨大な工数がかかるだけでなく、判定根拠も担当者個人の主観に依存することが多く、判定業務に再現性がないことが業務上の大きな課題でした。
これに対し、ベクスト社では、導入実績700社を誇るテキストマイニングツール「VextMiner」のテキストマイニングエンジンと、これまで数多くの導入実績のある製薬会社の日報テキストの分析ノウハウを応用することで、日報テキストの自動判定ソリューション「VextChecker メディカルセールスエディション」を開発いたしました。
「VextChecker メディカルセールスエディション」では、日報等のテキストデータから高速・高精度に不適切文書を発見できるだけでなく、ユーザー企業自身で、不適切文書を発見するための教師データのメンテナンス作業を実施することができ、判定業務の工数を大幅に削減するだけでなく、判定業務の再現性を担保することが可能となっております。
本ソリューションはクラウド/オンプレミス双方での提供が可能で、価格は月額30万円(税抜)~となっております。今後、ベクスト社は、年内に内資/外資の製薬企業30社以上の導入を目指しております。
VextChecker メディカルセールスエディションの機能概要
- 日報等のテキストデータのOK/NG判定機能(※不適切文書の発見機能)
- 判定機能のバッチ処理機能(※他システムとの連携が可能)
- 判定用の教師データのメンテナンス機能
VextChecker メディカルセールスエディションの特徴
(※一般的なAIソリューションとの違い)
VextChecker メディカルセールスエディション | 一般的なAIソリューション | |
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(1)判定プロセス | 判定プロセスがホワイトボックスであり、個別文書の判定根拠を確認することが可能。 | 判定プロセスがブラックボックスであり、判定根拠を確認することが困難。 |
(2)教師データの追加(NGの可能性のある文書の発見) | (1)の判定根拠により、「NGの可能性のある文書」を自動的に発見。新規表現を抽出し、教師データに追加することが可能。 | 新規表現の抽出、教師データの追加は、人間が実施する必要がある。 |
(3)製薬の認可等による教師データの修正 | 製品追加やガイドライン変更等の際に、ユーザー企業自身で教師データを容易に追加・削除することが可能。 | 教師データを変更する度に、判定結果のチューニング作業が必要。 |
VextCheckerの画面イメージ
バッチ処理イメージ
判定結果イメージ
本件に関するお問い合わせ
ベクスト株式会社 経営管理部 伊藤
E-mail : vext_press@vext.co.jp / TEL : 03-4540-1030 (代表)